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「若者よ、マルクスを読もう (20歳代の模索と情熱)」を読んだ

↑図書館で借りて読んだ。
 カール・マルクスについては、彼の考えた経済理論についてというよりも、彼の生き方に興味を持っていた。すごく貧乏なのに毎日、大英博物館の図書室で勉強して資本論を書いたとか、そういうエピソードに惹かれるものがある。
 本書も、彼の理論というよりは彼の生き方とか問題意識の持ち方とかに主眼をおいているように感じられて、それ故に読んでいて面白かった。作中で触れられているが、マルクスの理論は現在では合わないこともたくさんあるがだからといってマルクスが無価値というわけではない、という読み方が良いのだろうと私も思う。

「本屋という「物語」を終わらせるわけにはいかない」を読んだ

↑図書館で借りて読んだ。
 岩手県盛岡駅近くの「さわや書店」という本屋さんの店員のエッセイ。もとは、ちくまのWEB連載らしい。
 本屋さんが色々と考えて活動をされているということがよくわかる一冊であったし、文章も読みやすくて数学とか歴史の本の合間に読んでいたのだがだいぶ面白く読むことができた。
 それにしても、悪く言えばなんともテンプレな感じの感想が多いような印象を受けた。スマートフォンを悪く言うとか、コミックと雑誌に頼らない本の売り方がどうのとか。本屋の売上が下がっているということであるが、それでも本屋が商業的に成立する程度には売れているんだから十分ではないかと本屋ではない私とかは思ってしまうのだが。
 とはいえ、私も本好きと言って良いくらいには本好きであると思う。図書館のユーザーではあるものの、だからといって本屋にはなるべくは残って欲しいとも思う。だから地元の本屋でなるべく雑誌とか買うようにしてはいるのだが。

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「数学ガール フェルマーの最終定理」を読んでいる


↑図書館で借りて読んでいる。
 新座市のラマヌジャンこと、きふわらべさんの数学研究に触発されて、前から気になっていた「数学ガール」を読んでみることにした。1巻目が図書館になかったので二巻目の「フェルマーの最終定理」の巻から読んでいるのだが非常に面白いと思っている。
 漫画版は10年くらい前にちょっと読んでいたことが在りそれはそれで面白かったのだが、オリジナルも非常に面白い。学校にいたときは数学をそこまで面白いものだとは思えなかったが、歳をとってから数学が面白そうなものだということを思えるようになった。それが幸福なことだと思う。あるいは学校にいた時にそれを思うことが出来なかったのが不幸だとも思うが、死ぬ前に数学が面白いと思えるようになったことを喜びたいと思う。

「ウシジマくんVSホリエモン 人生はカネじゃない!」を読んだ


↑図書館で借りて読んだ。
「ヤミ金ウシジマくん」の名シーンについてホリエモンが解説というか、コメントしていく内容。
 なんとも考えさせられる内容で結構読んでいて良いなと思うことの多い内容だった。
星4.5。

イケダハヤト「まだ東京で消耗してるの?」幻冬舎新書、を読んだ


↑図書館で借りて読んだ。
 高知県の限界集落に移住したら東京よりもよっぽど住みよい、という著者が「今は地方の方が東京に住むより良い」ということを主張している本。
 前に読んだ「フルサトをつくる」とも共通するテーマであるが、読んでいるとなるほどなるほどと考えさせられる。「煽る」と著者が書いている通り煽っていると言うか、やや大げさに描いているきらいはあるが、それを差し引いても都会より地方の方が可能性があるという主張は一考の価値があるのではないかと感じた。
星4つ。

堀江貴文・井川意高「東大から刑務所へ」幻冬舎新書、を読んだ


↑図書館で借りて読んだ。
 金持ちでエリートだった?お二人がいろいろとあって刑務所に入ることになって、その時の話を対談形式で話している本。
 本当に「人生いろいろ」というか、いろいろなことが起こるんだなーということを思った。今現在では私は刑務所とは縁がないのでちょっと他人事的な感じで読んではいたのだが、本書で書いているように別に誰でもが刑務所に入ることになってもおかしくはないのが日本という国、であることはそのとおりなんだろうなと思った。だから、私だって将来に刑務所に入ることになるのかもしれないかなということをうっすらと想像しながら読んでみたり、あとは、この本で一番の功績は刑務所に入ったからといってその後も人生は続いていくし逆転もできるよっていうこと。刑務所に入ったからと行って人生終わりじゃない。そのことをふたりとも体現している。それがなんとも励まされる感じがする。
 なかなか面白かった。
星4つ。

ホーキング青山「考える障害者」新潮新書、を読んだ


↑図書館で借りて読んだ。
 障害者の芸人、ホーキング青山という人を「差別をしよう!」という著書を読んで知ってその本が面白かったので本書を図書館で見かけて借りて読んでみたのだが、予想以上にマジメな本だなと、そのことにびっくりした。むしろ「クソ真面目」といっても良い程に、障害者である著者が感じている日本での違和感を書いている。あとがきで書いているように、問題提起をしているが回答を示していない、という内容になっているので、内容がマジメなこともあり読んでいると疲れる本であると思った。それでも問題提起をするだけでも意義があるというのはわかる気がするので一読する価値はある本かなと感じた。
星3.5。

「お金ってなんだろう?」を読んだ


↑図書館で借りて読んだ。
 資本主義の話からリーマンショックの話からイスラム経済まで。「中学生の質問箱」というシリーズとしては分かりやすくて良い内容だったんじゃないかと思った。個人的にはこの本で初めて知った著者の専門である「イスラム経済」の話が興味深かった。「利息」を禁止しているイスラムでの銀行の話。個人的な理解では「投資」で利回りを得るということをしているのかと思った。なかなか面白かった。
星3.5。

「悩める日本人『人生案内』に見る現代社会の姿」ディスカヴァー携書を読んだ


↑図書館で借りて読んだ。
 読売新聞の人生相談で回答者をしている社会学者の裏話みたいな本。読売新聞の人生相談はマジメに回答していることも在り読むと重い気分になるが、本書も読むと重い気分になる。それでも人生相談の変遷から現代社会の問題点が見えてくるというのが面白く、読んだだけの価値はある一冊だったと言う気はする。

「榎本武揚と明治維新 旧幕臣の描いた近代化」岩波ジュニア新書を読んだ


↑図書館で借りて読んだ。
 司馬遼太郎の「燃えよ剣」を読んでいる時に、土方歳三が最後に榎本武揚について函館で闘っていた。あとはNHKの番組で榎本武揚の回があって、それを見た程度だったのだが、本書を読むと、この人がどうやらずば抜けて頭が良い感じの人だったのだなと思う(福沢諭吉の福翁自伝をよんでも福沢諭吉がずば抜けて頭が良いなと思ったのでなんか明治維新のときの人物はすごいなとエピソードを読むと思うことが多い)。そして旧幕臣から明治政府の大臣を務めたりと、いろいろと活躍されていた様子が書かれていて「こんな人がいたんだ」ということがすごく面白かった。
 東京農業大学の創始者ということで、東京農業大学の設立125周年記念で榎本武揚について調べていって「評価されていないけどすごい人だったんだよ」って感じで本書も作られたらしい。
 なかなか面白い本だった。読んで良かったと思う。
星4.5。

「宗教ってなんだろう?」を読んだ


↑図書館で借りて読んだ。
 これっていう結論を提示しないように気をつけているんじゃないかと感じるほどに、結論的なものがあんまり出てこないなと感じながら読んでいたが、宗教について考えるならばむしろ簡単に結論を提示しないほうがたしかにふさわしいだろうかということを思った。
 作者と一緒になって考え込んでしまう感じで、それが読んでいて面白かった。
星4.5。

「マルカン大食堂の奇跡」を読んだ


↑図書館で借りて読んだ。
 岩手県花巻にある老舗のマルカンデパートが閉店することになって、なんとかマルカンデパートの大食堂を残そうと地元の人が頑張ってリニューアルオープンするまでの話。
 いろいろな見方があるだろうが、私はビジネスの物語として読んで大分面白かった。そして経営不振のデパートの再建という話はビジネスの問題なのに、それが地方の一般の人達を元気づけるという事柄につながっていてビジネスというのはこういうふうにも役に立つものなのかというのがなかなか勉強になった。

「フルサトをつくる」「経済学の教科書」を読んだ

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↑図書館で借りて読んだ。

「フルサトをつくる」は非常に面白い本で、多分真似できる感じではないが比較対象として参考になると思った。

経済学の方は、最近興味があるのでぼちぼち経済学の本を読んでいる。多分、経済学はやっておいても良いジャンルの勉強であると思う。

ホリエモンの対談本を読む

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↑図書館で借りて読んだ。どちらもなかなか面白かった。それにしても、よく瀬戸内寂聴と対談なんかしたものである。

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岩波ジュニア新書のパズルの本と、ウメハラさんの対談を読んだ

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↑しばらく前に図書館で借りて読んだ。

 パズルの本は、パズルの研究をして博士号を取ろうとしている著者を見て「こんなことをしている人がいるのか」というのが面白かったしパズルについても考えさせる内容で面白かった。

 ウメハラさんの異色対談もなかなか読み応えがあって良かった。

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しばらく前に読んだ本、まあまあ

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↑しばらく前に図書館で借りて読んだ。まあまあ面白かったけどずば抜けて面白いと言うほどではなかったという気がする。

「経済学入門」「日経新聞の数字」の本を読んだ

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↑しばらく前に読んだ本。

 経済学の方は分かりやすくて経済学の基礎がわかって面白かった。機会費用とかサンクコストとか、経済学の基本的な前提をしれたのが今更だが目からうろこ。

 日経新聞の数字の方は、景気指標面の解説で、これも知らないことだったので面白く読めた。

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夏コミの原稿を少し考えるが、あんまり浮かばない

 夏コミの原稿を考えようとするが、なんかいまいちテンションが上がらずにあんまり書けない。
 とりあえず、なんとか明日を落として土日休みたいとつくづく思う。
 諸般の事情により、土曜日から数日間、ここの更新ができないかもしれません。ご了承ください。

 そういえば、前に図書館で借りた「ウォール街のランダム・ウォーカー」を読んでいたが、「1000人位でコイントスを10回したら9回表を出す『コイントスの名人』が何人も現れて、人々は『どうすればそんなに表が出せるんですか?』と彼らに秘訣を聞くだろう」という例えが妙に印象に残っているが、株式の値動きが「ランダム」であること以上に、世の中の成功者、例えば、楽天の三木谷とか、ソフトバンクの孫正義とか、彼らだって「1000人位でコイントスを10回して表を9回出した人」みたいなものじゃないかということを思ってしまうのだが、そんなことを思うあたり私がひねくれているのかね。

「ウォール街のランダム・ウォーカー(9版)」を読んでいるが無茶苦茶に面白いなこの本


↑たしか去年の夏コミでCASPAR003さんから「『ウォール街のランダム・ウォーカー』という本が面白いですよ」ということを聞いて、図書館に第9版があったので借りてきて今更読んでいるが読み始めたらこの本が無茶苦茶に面白い。「株式投資においてはインデックス投信が最高のパフォーマンスを発揮してそれ以上の運用はできない」という内容だと聞いていたし、たしかにそういうことの論証が書いてあるのだが、株式投資において数学的にどう考えるかという話が詳しく書いてある。それを私はQC検定(品質管理検定)でやった「確率・統計」の実応用問題を見ている気がしてそれがすごく面白い。

水曜日なので図書館で新聞を読んでくる

帰りに図書館で経済学の入門書を借りてきた。帰ってきて読んでいるけどなかなか面白い。
というか、少し前に池上彰の東工大講義の本を読んでいて「経済学の定義は色々有りますが『資源の効率的な分配方法を考える学問』という考え方が一般的です」という一文を読んで、「そうだったのか!」と衝撃を受けたことが有り、なんか経済学のことがわかったような気になってきた。正直、池上彰の意見を聞いて「よくわかった」のはこれが初めてだった。彼が「週刊こどもニュース」のお父さんをしているときには「週刊こどもニュース」を毎週見ていたのに。

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Author:Yutaka ICHIMURA
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