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最重要物資の机と椅子を買いました(3/28札幌アパート探し日記)

 本日はぐっすりと眠ることが出来ました(そりゃー前日徹夜すればいやでも眠れるだろう)。それで朝5時くらいにはおきていました。朝7時に東横インのサービスのおにぎりと味噌汁を食べて、ネットをチェックしてから8時過ぎにチェックアウト。この時に帰りと4/1の飛行機の予約をかけました。本当ならば本日帰るところでしたが、アパートをもう貸してくれたのでここにもう一泊することにしました。前日に部屋に布団とカーペットを入れているのも非常に大きい。これがあれば一日くらいなんとかなる。
 アパートに行く前にコンビニによって飛行機の代金を支払う。これで足は確保できた。
 それでまずはガスを使えるようにと部屋でまつ。カーペットを敷いて布団をセッティングするのは大体20分で出来た。しばらくするとガス会社の人も来て結構あっさりとガスも使えるようになった。これでお風呂に入れる。

 結局10時には全部の準備が出来てしまった。時間があるので何をしようかと思う。ここまでの二日間で走り回って疲れたので休みたいが、一日中寝て過ごすのは惜しいだろう。今日は机でも探すかと思い立ち、生協に出かける。
「机がたくさんあるお店は?」との問いにニトリというお店を紹介される。地下鉄で終点まで行くそうだ。それなので始めて地下鉄に乗る。
 なんか、終点の麻生駅は非常ににぎやかなところだった。駅前にブックオフがあったので入ってみるとなかなかよさそうな本があったので新書・文庫を6冊買う。東京では一冊350円の新書が札幌では250円であったのが古本好きとしてはうれしい。機会があればこの辺の古本屋めぐりもしてみたい。

 そのニトリも看板が大きくて簡単に見つけることが出来た。ちなみに目の前には「とんでん」がある。そういや北海道が本地か。
 そのニトリでしばらく探し物。なるほど机がたくさん売っていて非常に魅力的なランナップだ。私はシンプルに4本の足が板についている、本当にシンプルな机が気に入って買うことにした。その机は幅が150cmあるのでこの大きさならば資料がばばっと展開できて勉強が効率的に出来るだろうと思う。1万円であった。椅子はこれまたシンプルに一番安いオフィスチェア。2500円。あとテレビラックも2千円で買ってみた。以上がここでの一番欲しかった机と椅子をかう話。
 このお店は基本的に家具が充実しているが生活用品も充実しているので、なべ・やかん・ざる・ボール・座布団・スプーン・フォーク・トイレの便座カバー・タオル、あたりを買ってくる。ほとんどは宅配で送ってもらう。早速いるだろうから座布団はもって帰る。また地下鉄にのってアパートに戻る。
 戻る前にアパートの近くのスーパーで食料品の買出し。なべを買ったのでスパゲティをゆでることが出来る。なので麺とレトルトソースを買っておく。あとインスタントコーヒーやお茶も買う。

 アパートに戻る。なんというか、二日間で大分にぎやかな部屋になってきたと思う。我ながら自分でやっていて不思議な気分。…なんというか、俺はこの部屋の最初から最後までを見届けるのだなと思うと実に感慨深いものがある。ほんとゼロから部屋を作るのは貴重な経験だ。
 というか、いまさら思ったが値段が一万円なら机なんてもっと早く変えるべきだったかといまさら思う。ほんと机がどうかによって勉強の効率は結構違うから。

 さて、そういえば昼食に中央食堂で揚げ餃子定食を食べたのだが、これはどのタイミングで食べたのか忘れた。だが、それにしてもうまかった。安いし良い。

 アパートに戻って荷物を置くとどっと疲れが出た。やっぱり今日はこのまま寝てしまいたいが、15時ごろだからまだ日はあるし、ちょっと頑張って電気屋を冷やかすことにした。今回は徒歩でとりあえず駅の近くのベスト電器に行く。それから隣のヨドバシカメラを見て、ここでテレビ売り場にケーブルテレビとスカパーの広告が置いてあるのを発見してしばらくカタログを読む。…あー契約したくなってきた。基本的に新聞代が月額4千円なので、その代わりに有料放送と契約するということはありなのである。普通では札幌じゃアニメが見れないし、またCNNが見れるとのことなのでこれはケーブルテレビに入ろうかと本気で思い始めたが、アパートがサービスエリアから外れているので入れないことに気づいて落胆。
 それで今度はスカパーに入れないかをチェックする。アンテナの向きは南南西に向けるという。…アパートのベランダは「西向き」であった。南側も見れるし、これはひょっとすると条件的にはOKではないか。
 ちらちら見ているとスカパーでもCNNは見れるし、なにより契約すれば見れるアニメの数も増えるだろう。
 そう思ったので「新聞を買うのをやめて代わりにスカパーに入ろうか知らん」ということを本気で考えるようになってきた。

 18時ごろに戻ることにする。ヨドバシカメラに向かう途中、北大正門付近にモスバーガーがあるのを発見して、「あ、モスがある」と思って夕食をここで食べることにした。私はモスバーガーが大好きなのだけど、いままで近所になかったのでなかなか食べることが出来なかった。今回北大近くにモスを発見したので、これからは気軽に食べに来ることが出来るなと思ってうれしかった。
 いつものようにハンバーガーを3つと水をオーダーして食べる。2時間くらいひたすら歩き回っていたのでへとへとである。ここで夕食をとりながら休憩して、それでアパートに戻る。大体18時半過ぎ。
 せっかくガスが使えるようになったのでお風呂に入ってみることにする。
 お湯を入れて入ってみると、西多摩の家のお風呂の2/3くらいの大きさで、すごく小さいけど「このお風呂は俺専用なのか」と思うと非常に贅沢な気分になった。すごく小さいけれど、このお風呂は私専用の風呂なのである。風呂好きとしてはそのことがなんだかすごくうれしかった。

 それにしても、三日間部屋探しから家具探しから、札幌を走り回って歩き回って非常に疲れました。三日目にしてへろへろになっています。とにかく今日は机と椅子の手配が出来たし、また電気屋にいって「スカパー」という方法に興味がもてたのでよしとしたいです。とにもかくにも、今日もぐっすり眠りたいです。それで明日に東京に一旦戻って最後の準備に入ります。

…今から3年後に、「札幌はすごく楽しくてよいところである!」と思えるように、これから頑張ります。とにかく最初の3日間は非常に有意義に過ごせたと思う。なかなか今後に期待が持てると思う。

興奮して一睡も出来ず&自転車を買ってホームセンターで買い物(3/27札幌アパート探し日記)

 アパートメントがあっさりと決まっていささか拍子抜けしているところです。どうやら興奮していたらしく、とうとう朝まで一睡も出来ず。仕方が無いので覚悟を決めておきている。
 朝9時ごろに宿を出て近くのセブンイレブンでリポビタンDを飲み、北大の生協に行く。とにかく買い物に行くのにも自転車があったほうが便利だろうと思ったので、自転車を買う。これまでは1万円くらいの安い自転車を買っていたが、今回は一回盗まれたと思って保険だの鍵だので合計2万円の自転車を買ってみた。輸送能力を考えて荷台付のいわゆるママチャリにした。この選択が吉と出るか凶と出るかは不明。さて、自転車があると広大な北大の移動も天気がよければ非常に楽である。まあ走っている自転車や自動車がけっこう飛ばしているのでのんびり走れないが、気をつければ問題は無い。自転車を買った足で工学部に移動。
 入学手続きのときに出せなかった北海道での住居アドレスと学習院の修了証明と成績証明を事務セクション?に改めて提出。どうやらこのくらいでよいようだ。
 手続きが終わったので担当教員のところに足を向けて、研究室を見学させてもらう。ただ見るだけでもなんなのでどうせだからここのパソコン環境とネット環境についていつものように質問しようかと思っていたが、そのメモを先方に見られてしまいこちらの想定以上にPCについて熱く語ってもらう羽目になる。…うかつなメモなぞ書かなければ良かった。いささか自責の念に駆られる。

 話を聞いたところ、結局4月2日の入学式以降の予定はその日にならないと情報が入手できそうに無い。困ったものである。まあいいか。今回は宿が決まればどうということも無い。
 今までどこにあるのか分からなかった工学部購買・食堂も利用する。生協のプリペイドカードでの買い物も実験してみる。なるほど、こうやって使うのか。
 昼食は昨日の夕食にホッケのみそ焼きを食べたので今日はさばの味噌煮込みに野菜炒めとLライスを選んで食べた。あと牛乳。相変わらず美味である。それでいて500円を切っているのだから実に使える食堂である。
 購買ではお茶を買っておく。

 そんなこんなで12時くらいになってきたので軍資金の補給に郵便貯金のATMに行く。現金で10万円ほど引き出して財布に叩き込む。…我ながらほんとむちゃくちゃな金の使い方をしていると感心する。
 自転車があるとなるほど移動が楽。正面の門から出てアパートメントに移動。そこで今度は管理人さんとお会いして自転車の駐輪場の申し込み手続きをする。あと、昨日分からなかったゴミの出し方も丁寧に教えてもらう。…大家さん同様に親切な管理人さんだった。
 駐輪場の手続きをして今度は部屋に入って大きさを計る。カーペット・カーテンの大きさを知るのに必要である。なるほどメジャーを持ってきて実に役に立った。
 近くのスーパーを軽く冷やかして、その足で近所のホームセンターに向かう。近所といっても思ったよりも遠くて自転車で15分くらいは走った気がするが。生協で聞いたが想像以上に大きなホームセンターだったのでびっくりした。青梅のカインズホームほどではないが羽村のドイトよりはでかい。といっても西多摩事情に詳しくないと分からないか。ここにきて、カインズホーム同様にバカでかいカートがあり、そこに商品をどんどんと入れていく。「こんな大きなカート何に使うんだ?」と今までずっと思っていたが、なるほど、こうやって使うのか。布団やカーペットを入れるとカートがあふれる。まとめて送ってもらうのだからと当面必要な日用品を思いつく限り入れていく。一番の目的だったカーペット・カーテン・布団(カバー)・バスカーテンを調達して、以降トイレットペーパー・ティッシュペーパー・ゴミ箱・ゴミ袋・ハンガー・風呂場の敷物・身体ふくタオル・バスタオル・普通のタオル・自転車の荷台固定ロープ・はさみ・ビニールテープ、あたりを買ってきただろうか。いるものはたくさんあるような気がするけど1時間半ほど店内をうろういて疲れたのでこの辺にしておいた。とにかくカーペットと布団のインパクトが我ながら実に大きな買い物であった。どうやって買ったらよいか分からないが普通にレジを打ってサービスカウンターで宅配の手続きをして帰りました。なんかすごい買い物をした気分だったが結局2万8千円くらいだった。金額的にはそれほどでもなかった。大きなホームセンターだったが結局机だけは大きなのが無かった。これは後日他を探したい。というか、机は部屋の最重要備品なので妥協は出来ない。
 なお、店をうろうろとしていたら同じく学習院出身の知人と遭遇したのでびっくりした。「ああ、こんなところで実に奇遇ですね」とお話しする。…まさか札幌のホームセンターをうろうろしていて学習院物理のローカルネタが出来るとは思わなかった。実に面白い。

 アパートメントに戻る前にそのホームセンター「HOMAC」の前にレンタルビデオのゲオが大きく展開していたのでちょっとのぞいてみた(というかこの一角がショッピングモールのようになっている)。…期待に反してラインナップの魅力に乏しいゲオだったので落胆。新作アニメがまるで置いていない。というか、改めて新宿ツタヤのランナップがすごすぎるんだと思った。
 帰るころの15時前になると、そういえば天気予報でチラッと言っていたが雪が降ってきた。なのでちょっと急いでかえる(今考えると雪の中を自転車で急ぐのは危ない)。宅配が15-18時とのことだったので、何も無い、がらんとした部屋でひたすら待つ。間取りを考えてみて色々とシミュレーションをしたけどやっぱり大きな机を部屋の中心にでんとすえて勉強がしやすいようにセッティングしたいと思う。その周りにテレビ・本棚・布団・ちゃぶ台なんかをおいていけばよいんじゃないかと思っている。
 あと繰り返し、前日8時半におきてから徹夜した状態なのでその影響で眠くなってきた。本当に何も無いのでバックの中の2リットルペットボトルを枕に少し昼寝を取る。また雪で寒いので灯油ストーブをちょっと使ってみる。なるほど暖かいがいささか石油くさい。使い勝手が良く分からん。
 結局2時間ちょっと待って17時20分ごろに届けてくれた。今日は荷物を受け取って一旦ビジネスホテルに撤退。
 待っている間にガス会社に電話して明日の9-11時にガスの開線を約束する。なので明日には風呂も使えるはず。どうでも良いが私のプリペイド式携帯電話は一秒二円なのでガス会社との一分半の会話で180円くらいかかる(時間があったので残高証明をしたらそのくらい減っていた)。ほんと長時間通話に向かない端末である。…メール端末だと割り切るべきか。

 17時半ごろには雪もやんでいる。少々冷えるが札幌としては暖かいだろう。とにかく宿に戻って風呂に入ってお茶を飲んで本日のルポを書く。 明日はとにかく朝9時からガス会社をまち、その間に運んでもらったカーペット・カーテン・布団なんかを設置したいと思う。とりあえずこれだけあれば大分違うだろう。少なくとも布団でごろごろと出来るようになるのは非常に画期的なことであると思う。机は早く欲しいが今後の勉強をするうえで非常に重要なものなので慎重に買わなくてはならない。

 なお、本日見学した北大の研究室であるが、非常にありがたいことに、研究室への入室キーをいただけたのでWEBアクセスに使わせてもらおうと思っている。…実は今回の札幌滞在は帰りがいつになるか、くるときには分からなかったので帰りの飛行機のチケットをまだ取っていないのである(この時期は満席にならないというのを踏んであえて予約しないで来たのだけど)。なので事前にWEBでとっておきたいと思う。…それが明日の仕事だろうか。

 19時20分ごろ、宿のサービスのカレーライスを頂く。去年から私は食欲が大せいなので、通常盛りではお腹がすいて仕方が無い。なので大盛りをリクエストしたら快く大盛りにしてくれたので大変感謝であった。おかげで空腹を気にせずに眠れます。

コラム:なんだか北海道が楽しみになってきた・北大での抱負

 26日にアパートメントをあっさりと契約してきたらなんだかハイテンションになってきた管理人です。あまりにも興奮しているので深夜2時になっても眠れずにこんな文章を書いています。
 今までは北海道に行くリアリティが無かったけれども、アパートメントを契約して「おお、ここに住むのか。明日から家具とか買わないと」とか思っていたら大分楽しみになってきました。そう思っていたらなんだか4月からの北大での生活も楽しみになってきたのでびっくりしています。我ながら、調子が良いというか楽天的というか。
 けど、自分で「おいおい、大学生活がそんなに楽しいことばっかりじゃないということは学習院で分かっているだろう?」と冷静に見ている自分もいて、心の中で対立しています。
 冷静に考えれば、大学生活はそんなに楽しいことばっかりじゃあない。けれども、札幌に来ている今の私は妙にウキウキワクワクしている。なんでだろう?ということを不思議に感じています。

 生まれて初めて一人暮らしをするからだろうか。東京から一人で札幌に出てきて一人暮らしをするということは、私の人生の中でも大きな出来事だと思う。これが私の精神面に影響を与えないはずが無い。
 若者が都会に出てくると成長するというような話をどこかで漠然と聞いた気がするけど、ひょっとすると一人暮らしにはそういう精神的に成長する可能性があるのかもしれない。そんなことをふっと思います。

 さっき東横インのベッドの中でごろごろしながら考えていたけど、「プライベートスペース」のことを考えていました。考えてみると私が「自分の部屋」を持ったのは大学に入るころになってからなのです。高校を卒業するまで弟と部屋を共同で使っていたので自分の部屋が無かった。高校を卒業したあたりで台所の前のスペースに机を置いてそのスペースを「自分の場所」として占有したのが始まり。そのとき妙にうれしかったのを覚えている。自分のスペースを確保した事で初めて「眠れないなら夜中に起きていても良い・その場所がある」ということが出来るようになった。そしてもうちょっとしてパソコンを購入してネットをはじめる。パソコン・ネットを好きなだけ出来る(当時はテレホーダイなので夜中だけだけど)という「ネットの占有」もなんだかすごく開放感だった。大学に入るあたりでようやく自分の部屋を持って独立して寝ることが出来るようになった。半分忘れているけど、これもなんかうれしかった気がする。
 そして今、いよいよ「自分の家」を持つようになったのだ。それも0から部屋をレイアウトしての暮らしである。この状態になんかワクワクしている。家財道具だって自分が好きなものを選んで買ってよいというのだ。いいの? ほんとに? という気分。
 今までも少なくともパソコンとネットが好きなだけ好きな時間に使えるという贅沢は味わっていたけど、これからはテレビ・HDDレコーダーを好きに使えるという贅沢が出来るわけです。今まではリビングにHDDレコーダーがあったので親と共同で気兼ねして使っていた。それが占有できることは喜びだろうかと思う。

 だけど、今までと比べて何かが劇的に変わるというわけではないのだと思う。今までだってパソコン・ネットは好きに使えたし、大学では研究室を好きに使えたのだから。
 学習院では通学時間が電車で1時間半だったのが、北大では徒歩15分になることは大きな変化だ。だが正直、通学が楽になったから勉強が劇的にはかどるとは考えにくい。
 そんなわけで「北大に来ても今までとあんまり変わらないんじゃないのか?」ということは思う。けど、けど、今の私は楽しみだ。なんだか北海道にはすごく楽しいことが待っていて、胸躍るような、ワクワクするような出来事が一杯あるんじゃないかという根拠の無い期待を感じている。もし出来ることならば、楽しいことが一杯の北海道にしたい。そんな気分。ほんとうに楽天的だ。

「今まで生きてきて一番楽しかったときは?」と聞かれたら、私は迷わず「高校のとき!」と答えるだろう。高校のときの物理部・化学部・天文気象部を初めとする部活に熱中したことが最高の幸せで、そして今の私は高校の物理部の延長で学習院の物理に入り、これから北大工学研究科にいく。…今だって「物理部の延長」のつもりでいるんだ私は。
 だけれども、これから頑張って動いていけば、ひょっとすると高校のときに匹敵する「面白い!」生き方が出来るんじゃないのかという、根拠の無い期待を感じている。なんというか、「何が待っているのか?」という受身の考え方より、「私自身がどうするか?」、私の動き方で世界は変えられるのだと、そういう積極的な気分でやっていきたいと思う。世界は変えられるのであり、私のやりようで面白いことは出来るんだ。そう信じたい。

 今まで学習院で物理を勉強してきて、物理学というものがどんなものなのかその全体像が少しだけ分かってきたという気分に最近はなっています。…正直、学習院での大学生活はそんな楽しい!というほど楽しい印象はないのだけど、今から振り返ってみると確実に勉強にはなっていたと思う。自分ではそんなに勉強した気は無いのだけど、振り返ってみると勉強になっていたと思う。
 学習院に入ったときよりも、卒業するときの方が物理が分かるようになっている、世界が分かるようになっている。それは間違いない(と今は自分で思っている)。そのほんの少しだけわかるようになってきたということをステップにして、北大では自分で「よくやった、俺!」と自分で思えるようなすごいことをやってみたい。今はそんな心境です。
 頑張って考えて動いていれば、もっと物理や世界が分かるようになるはずだ。それどころか、今まで人類が誰も分からなかったということを私が明らかにするということだってひょっとすると可能なのだ(それは射程に捕らえている)。…いやがおうにもワクワクです。これからについて悪い可能性だっていくらでも考えられるけど、ポジティブな発想を中心にして考えていきたい。

 やってやれないことはない! ない! ない!(byカレイドスター)のです。

やれば出来る、というわけでアパートメントが決まりました(3/26日記)

 管理人@札幌でございます。

 北大の学生寮に申し込んだものの25日に「外れました」という速達を受け取り、こうして26日に札幌にやってきました。9時半ごろに西多摩の家を出て12時20分のスカイマークエアラインで新千歳に移動。14時に到着(今回始めてスカイマークに乗ったけど値段が同じならばエアドゥの方が新聞をくれたりスープをくれたりでサービスが良いなとは思った…まあ安い飛行機にけちつけてもしょうがないけど)。15時10分に札幌着で、15時半ごろに生協にいく。新入生で混雑していたので30分ほど書籍部で時間をつぶしてそれから生協の加入手続きをして懸案のアパートの紹介を受ける。

 当方の希望として、

・工学部に距離が近いこと
・部屋からインターネットに繋げること(どうでも良いが条件の二番目にネットが来るあたり私も重度のネット中毒である)
・鉄筋(隣の音が聞こえるのがいや)
・家賃は月4-5万円が良いけど最悪6万円まで、頑張れば…。

 細かいところを省略するとざっと以上のように告げると学生アルバイト?の担当者がざざっと5-6件をリストアップ。無料タクシーで2件まで下見できるとのことだったので書類を見て「こことこことで!」といって見学。チラッと見てよさそうだったのでここにしようと思ったので、というか特に悪くはないと思ったので「ここにします」と決めてきました。
 大体北大までが歩いて5分くらい(もっとも工学部は北大に入ってから10分は歩く)。なかなか近くである。部屋は6畳とか言っていたが私にはなかなかちょうど良い程度のキュートな大きさの部屋だと思う。「男おいどん」の4畳半よりははるかに大きいので良いと思う。西向きに窓というか小さなベランダがあり目の前には建物があるがまあそれなりに日はさす。肝心の家賃は月額4万5千円であった。光熱費がいくらかかるか知らんが、悪くはないと思う(生協から送られてきたアパートメントガイドを読んだ親は「最悪6万円まで出すが出来れば4-5万円くらいで抑えてくれ」という意味のことを言っていた)。近所にはスーパーもあるようであるし、なによりもこの辺の立地条件ならば住むには困らないと思う。地下鉄の駅も近い。
 ここにしようと決めて、大家さん?との手続きに入る。非常に親切な雰囲気の人でびっくりした(もっとビジネスライクな人かと思っていた)。色々と説明を聞いたが予想していたよりはあっさりと手続きが出来たと思う。…北大生協が仲介しているからだろうか。礼金が要らなかったので4月分の家賃と敷金で合計9万円を現金で支払ったらそれで終わりである。契約は4月1日からだが準備もあるだろうし今日から貸しても良いというおまけをもらったので鍵ももらってきた。
 しばらく部屋に入って何もない部屋をぼけっと眺めていた。なるほど、ここがこれからの私の本部になるのかと思うと感慨深い。…部屋を借りてがらんとした部屋を眺めていてようやっと少しだけリアリティが出てきた。
 とりあえず、今回はビジネスホテルを2泊で予約しているので明日・明後日でこの辺のホームセンターに出かけて要りそうなものを出来るだけ入れておこうかと思う。幸い天気予報では明日の札幌は曇りのち晴れである。動くには良い日和だろう。

 そんなわけで、札幌に来て4時間後にはアパートメントを契約していました。予想以上にあっさりとしているので「これで本当に大丈夫なのか?」と逆に不安になるほどです。だけどなんだかだんだんと楽しみになってきました。
 このがらんとしたなんにもない部屋から北海道が始まるのだと思うと、実に感慨深いのです。デジタルカメラも持ってきたので明日写真も撮ってこようと思いますが、おそらくは、今から10年後くらいに振り返ってみたら、このがらんとした何もない部屋の光景というものが、とても印象的に残るものなんじゃないのかと、そんなことを思います。とりあえず無意味に部屋の真ん中に座ってみたり、あるいは寝転んでみたりと適当にすごしていました。

 明日はとりあえず、ホームセンターに出かけてカーペットとカーテンと布団を買ってきたいです。あとトイレットペーパーもいるだろうし、余裕があれば部屋のレイアウトを考えて、机を買ってきたいです。…西多摩の家では小学生になるときに買った机をいまだに使っているので狭くって仕方がなかった。とにかく広々とした大きな机が欲しいので、大きな机と、それからOAチェアをひとつ買ってこれたらなと思います。あとはちゃぶ台もあると便利だと思う。本棚も私には必需品だなー。
 更に余裕があれば電気屋に出かけてテレビとDVDレコーダーを買ってこようかと思います(これがなかったらアニメが見れないじゃないか!)。冷蔵庫と洗濯機と炊飯器とかはなくてもすぐには困らないから後々じっくりと買えばよいかと思う。あとはプロバイダーに連絡してネットを使えるようにしなければ。ガスもいるなー。
…そんなことを考えています。なかなか楽しみです。それにしても、かつてない規模で買い物をするなと我ながらびっくりしています。今日も生協加入で6万円使って大家さんに9万円を払って、1万円札をこんなにぽんぽんと使ったのは初めてかもしれない。…もうめったにないだろうから、貴重な経験だと思って買おうと思います。

 どうでもよいが最近の生協では後期合格の人が多いという話だったが、賑わっていた。やはり大学の学部一年では勝手が分からないらしく親御さんとご一緒に探しに来た新入生の方が多かった。また大学院のドクターコースは珍しいらしく生協に加入するときにそういったら向こうさんがびっくりしておられた。

…そんなわけで、いよいよもって部屋が決まりました・決めました。ここに来てやっとリアリティも出てきてテンションもあがってきました。やっと楽しめそうな気分です。というか、出来るだけ楽しみたいと思います。
 今回は部屋のレイアウトや家具を0から決められるので、機能的に研究活動ができるような部屋にしようと思います。まずはとにかくでかい机!

 いろいろと考えないといけないこともあるのだろうけど、考えているときりが無いのでとりあえずこの辺で一旦きります。また明日。

コラム:市立図書館への謝辞

 私は横浜で生まれたが、すぐに東京の西多摩に引っ越してきて、以来20年以上ここに住んでいる。そして中学生くらいに本を読むようになってから、家から歩いて10分のところにある小さな市立図書館をずっと利用してきた。改めて考えてみると、私がここまで読書をするようになったのはこの市立図書館から本を無料で借りてたくさん読むことができたからだと思うので、今更ながらに感謝したい。
 中学生・高校生の時はお金が本当になかったので本を買うことが出来なかった。そんな時、無料で本を好きなだけ借りることが出来た図書館には感謝である。ここがなかったのならば私はここまで本を読む人間にはなっていなかっただろう。

 私が住んでいる市の図書館は、とにかく注目の本をどんどん買ってくれるので使える図書館だった。新しく出て私が読みたいと思う本がバンバン入るのだ。また入らなくてもリクエストすると都立図書館から借りてきてくれるのだ。だから、小さな図書館だったけれども取り寄せ制度を利用することで私は本の入手をほとんどこの図書館でやっていた。
 本の蔵書に関しては、学習院大学に入って、学習院の図書館よりもよほど市立図書館のほうが充実しているのでびっくりしたほどだ。学習院の図書館はリクエストしても買ってくれないし、そもそも図書館が買う本があまり魅力的でなかったりで、はっきりいってさっぱり使えない図書館だった。それに比べれば市立図書館のあのサービスは、当時は気づかなかったが今から思えば非常に素晴らしいものであったといえる。
 一時期は自転車で30分ほど走って市の中央図書館まで通ったこともあったが、大学に入るようになると忙しいのと体力がなくなってきたので中央図書館ではなく、家から歩いて10分の小さな図書館を窓口としてもっぱら取り寄せで本を読んでいた。それでよいだろうと今更にして思う。

 私は最近になって新書と文庫に関しては自分で買うようにしたが、経済的に考えても、また図書館が好きだということから考えても札幌でも図書館を利用しようと思う。とにかく本を読みたいと今は思うので今後も読書は続けたい。
 重ね重ね、家の近所の小さな図書館に感謝したい。私が本をこんなに読むようになったのは、ここのおかげだ。

コラム:ネット上の社交は現実よりも密度が上かも

 インターネットでのやり取りは、現実で話をするよりも劣るものであると私は今までずっと思ってきた。出来ることならば現実で直接話をしたほうが良い。連絡が取れない遠くの人とも話が出来るからネットは便利でよいけど、だけど現実で話をすることはネットにはないよさがある-というようなことを思っていた。だけど最近になって「ひょっとするとネット上でのやり取りは現実よりも良い点があるんじゃないか」と思うようになってきた。

 それは文章を通してやり取りをするので情報の密度が濃いということ。私のblogに関しても、普段は一日2-3枚くらいの文章を書いていて、ブロガーとしては分量的にはよく書いているとおもうけど、それでも「一日の出来事の中で一番印象的な事を原稿用紙2-3枚にまとめたもの」をblogに載せているとすれば、それは密度が濃いというか、情報的には少しは煮詰めたものになる。
 このネットに対して、現実で誰かと話をするのならば、そもそも「何を話そう?」という風に最初はなるし、伝えたい情報以外のどうでも良い話が入ってしまったりして、blogよりも情報の密度が下がるのではないかと思う。

 言い方を変えるならば、blogは「面白い点だけをクローズアップして見せる」から短い時間で重要な情報だけを伝えている。それに対して現実で誰かと話すときは情報を煮詰めないでそのまま話すからどうしても「だらだらした」コミュニケーションになるのではないかと思う。
 私自身がblogをやっていて、またアマチュアWEBラジオをやっているのでコミュニケーションが達者な人間だと誤解されているかもしれないが、実際に私と会ってみると「なんか、blogやラジオよりもしゃべらないなー」という風に私の事を思う人は結構いると思う。われながら、私はblogやラジオで表現しているようには現実では饒舌に話が出来ない。

 私は1998年ごろからネットをやり始めたので、その当時の「BBS(掲示板)」と「チャット」という二つの方法をメインに知人とコミュニケーションをとっていた。その経験からすると、チャットはダラダラ話すので情報密度は薄く(今ならメッセンジャーになるのかな)、BBSは考えた作文を載せるので読み応えのある情報交換が出来ていたと思う。
…blogと現実でのやり取りも同じではないかと思う。インターネットのやり取りよりも現実で話をするほうが良いとブロガーの私まで思い込んでいたが、blogをやっていると体験したことの中でも飛び切り面白い情報だけをまとめて掲載しているので、それと比べたら現実で顔をあわせてのやり取りなど「だらだらしている」のでネットより劣るのではないかと思う。
 それだから、現実でのやり取りは否定しないが、情報密度という点で考えてみればインターネットでのやり取りは現実を超えているのではないかと思う。この点はもっと評価しても良いのではないか。

コラム:blogは「勉強」だと思って書きます

 北海道大学入学にあたって当blogを運営することにします。いつまで続けられるかは分かりませんが、やれるうちはやろうと思っているところです。
 それで、「なぜ私はblogを書くのか?」ということについて「blogを書くことは勉強になるからだ!」と最近思うようになってきたのでその話を書きたいと思います。

 2-3年ほど前にblogのブームがあって、そのときにblogを始める人が増えました。私もblogブームのときに「気が向いた」のでblogをはじめて、やってみたらなかなか面白いので現在もこうやってblogをやっているという状態にあります。
 なぜblogを続けているのか? それはもちろん自分にとって面白からだということが大きな理由として挙げられると思います。何事であっても金が儲かるわけでもないのに続ける人がたくさんいるということはそれが面白い行為だからということがあげられると思います。
 考えてみればblogが面白いということは間違いないと思うのです。自分が書いた文章を公表してそれを読んでくれる人がいるということは、作文が好きな人にとってはとても嬉しいことなのです。私自身は、一時期ライトノベル作家を目指していたくらいに作文が好きなので、それで作文コンクールにも何回か応募したこともあるので、自分が書いた文章が他の人に読んでもらって、それで楽しんでもらえるということがすごく充実したことだということは良く分かるつもりです。

 そして少し前に読んだ「ウェブ進化論」というちくま新書の意見を借りるならば、「今までは書くという行為は一部の人だけのものだったけれどもblogが出来て書く行為が誰でも出来るようになった」ということが非常に大きいと思うのです。
 作文をするということ、そして書いた文章が他の人に読まれるということは、もともと楽しいこと・面白いこと・やりがいのあることだと私は思います。アマチュアでも今まで職業的なライターしか出来なかった表現活動が可能だという点でblogはやるに値すると思います。

 しかし、blogを書くことの価値は面白いだけではないと感じています。それは「日記」をメインコンテンツにすえて書くにせよ、作文をするということは自分の中で考えた事をまとめてしっかりとした形にしなくてはならないということです。
 毎日日記を書くということは、その日に起きた出来事の中で意味があると感じた事を毎日考え直す作業になるのです。文章を書くということは「考える」ことに他ならないのです。それだからblogを毎日書くということは、自分の生活・生き方・自分の周りの世界について毎日考えるという作業を続けるということなのです。
…これは「勉強」に他ならないのではないのか? と、私は最近思っています(言い方を変えるならば「知的に向上するための方法」)。そしてそれだからこそ私は出来るだけ毎日blogを書こうと思っています。世界について考える、そして考えた事を文章の形に書き出してみる。blogに掲載して自分の考えを世に問うてみる。…個人のblogなんて、読む人は限られているかもしれない。だけれども、たとえ5人でも10人でも、「この人はしっかりしているな」という人が読んでくれるのだったなら、「連載」を続けようという気分になるのです。

 私は「勉強の方法」として、読書をする・新聞を読む・ニュースを見るということを出来るだけたくさんやろうと思っていますが、それらは全てインプットの作業です。それと並行してblogを書くというアウトプットの作業をすることによって、知的な向上を目指します。blogを書くということは読書をすることと同程度に知的に役立つ行為だと私は考えて続けたいと思っています。

 このblogに関してはリスクを覚悟して運営しますので、いつつぶれるか分かりません。それでも、出来るだけ頑張って運営しようと思いますので、どうぞご愛顧のほどをよろしくお願いします。

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Yutaka ICHIMURA

Author:Yutaka ICHIMURA
 趣味はアニメ・漫画・ライトノベルなどポップカルチャー全般とモータースポーツ観戦、物理学・機械工学の勉強。
 コメント・TBは歓迎いたしますが、予告なく事前認証制にすることがあります。
 管理人へのメールはargonracing +at+ gmail.comからください(ただし普段使っていないアドレスなのでここからメールを送った場合はコメント欄にその旨を記載していただきますようお願いします)。

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