FC2ブログ

Articles

父親の退職金を使うことはなるたけしたくなかった

 俺が「学校が卒業できそうもない」、という話になったのが去年の10月くらいであった。そのときに「学校を中退して働き始める」という選択肢についてまじめに考えるようになった。
 当初の俺は相当にぱにくっていた。「どうしたらいいだろう?」 と思って親に電話をかけて相談すると、俺の母親は「伯父さんが司法書士をやっているからそこの事務所で手伝いをしながら司法書士を目指したらどうか」ということを言い出した。
 科学技術の勉強をずっとやっている俺に対して「伯父さんの後をついで法律家になったらどうか」というのもどうかと思うが、言われた俺は「ああ、それは嫌だな」とつくづく思った。俺の能力からすればやろうと思えば司法書士になることも可能だとは思ったが、ただ俺が科学の勉強をずっと好きでやってきたのを全部捨てて法律を好きになれるとは到底思えなかった。
 結局今年の4月までに仕事を見つけることが出来なかったので学校を中退して働くことはナシになった。それは学校を修了する可能性がでてきたことを意味するので一概に悪いことだとは俺は思っていない。ひょっとしたら、いいことに化けるかもしれないのだ。

 今年の4月から本格的に就職活動を始めた(実際は3月から工場見学に動いていたのだが)。そのときに7つの会社を同時並行で受けることにしたが、このときの俺は仕事が見つかるかどうかの難易度が皆目検討がつかなかった。やる前の想像としては「思ったよりも簡単にいく」か「何十社受けてもさっぱり内定がでない」か、その両極端のどっちかになるんじゃないかと思っていた。実際は5つ落ちて6つ目で内内定が出たので、予想ほど簡単でも難しくもない結果になった。
 俺が仕事を探しているとき、親は俺の仕事が見つからない場合を想定して「見つからなかったとき」の話をしていた。

 父親は「時期が悪い(経済状況が悪い)し、今仕事を急いで探しさなくてももう少し学校に残って勉強をしても良いのではないか」と言っていた。
 母親は「もうそろそろ父親が退職して退職金がいくらか出るからそれを使えば数年分の学費は出せる。だから在学年限ギリギリまで学校にいて学位を取得したらどうか」ということを言っていた。

 俺は以上のような事を聞きながら「現実的で俺にとっては悪くはない提案だ」と思いながら、「父親の退職金を使ってまで学校に残るのは嫌だな」ということも切実に思っていた。
 そうは思っても仕事が見つからないことには父親の退職金を使ってだらだら学校に残る以外に選択肢がないのも確かだったので俺はなんとか仕事が見つかって欲しいものだと思っていた。

 それなので、「来年の3月で学校を単位取得退学することになったとしても新卒扱いで4月から雇ってくれる」という条件で科学技術に関係した分野の会社から内内定が出たのは本当に良かったと思っている。ついでに、俺の専門である燃焼学の研究所を保有していることも大分良いことじゃないかと思う。なんとかまだゲームが続けられそうだ。

 最近の俺は「人生は巨大なゲームだ」という風に思うようになってきた。このゲームの中でどういう風に駒を進めるのが有意な手であるのかを意識的に考えるようになった。俺は長い間、学校で自然科学の勉強をしているが、そこで得たのは「論理的に考える能力」であり、この考える能力が人生というゲームにおける自分という駒の動かしかたに役立っていると思う。そういう風に考えると「大学で勉強を続けてきたことは無駄ではない」と俺は強く思う。

人気blogランキングへ
↑自然科学34位

スポンサーサイト



Navigations, etc.

Navigations

FC2カウンター

カウンターfrom2005.1.1

プロフィール

Yutaka ICHIMURA

Author:Yutaka ICHIMURA
 趣味はアニメ・漫画・ライトノベルなどポップカルチャー全般とモータースポーツ観戦、物理学・機械工学の勉強。
 コメント・TBは歓迎いたしますが、予告なく事前認証制にすることがあります。
 管理人へのメールはargonracing +at+ gmail.comからください(ただし普段使っていないアドレスなのでここからメールを送った場合はコメント欄にその旨を記載していただきますようお願いします)。

最近の記事

月別アーカイブ

カレンダー

04 | 2009/05 | 06
- - - - - 1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31 - - - - - -

ブログ内検索

リンク

http://www.inv.co.jp/~popls/

Powered By FC2ブログ

Powered By FC2ブログ
ブログやるならFC2ブログ

管理者ページ