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「福島原発で爆発」中国新聞号外を広島駅前でもらってきた

P1010010号外
↑今日の夕方広島駅前でもらってきた中国新聞号外。新聞号外をもらったのはいつ以来だろう。記憶にないから始めてかもしれない。それがこんな末期的なニュースとは。

 不謹慎は承知でいう。今日はニュースを見ていて俺は面白くて仕方がなかった。ニュースをチェックするのが超楽しかった。「原子力発電所が重大事故をリアルタイムで起こしていて、その状況を刻一刻とライブで追っかけていく」それをウォッチする経験が、俺にとっては楽しくて楽しくて仕方がなかったのだ。ニュースを見ていてここまで楽しいと思ったのは久しぶりである。そして、仕事でけだるい日々が続いていた俺に取ってこの大地震は間違いなく超楽しい「祭り」である。この世界の秩序がぶっ壊れて非日常の世界が現実のものとして起こっている。

 仕事の英会話のレッスンでイギリス人講師が「日本人は年3万人が自殺しているが、唯一自殺率が下がったのが戦争中だ」という話をしていたが、その気分がよく分かった。生きていても大して面白くもなく、かったるい毎日を送っていた俺だったが、仙台・岩手が壊滅して原子力発電所が重大事故を本当に起こす、それがリアルタイムで起きている。そこに立ち会っている。これは非常にエキサイティングな経験だ。これはどういうふうになるのか決着が気になって気になって仕方がない。今の俺にはどんなアニメ・漫画・小説などのストーリーよりもこの地震から起こった一連の騒動が面白くて面白くて仕方がない。こんなに面白いことが起きるんだったらまだ生きていて世界をウォッチしていてもいいだろうとすら思った。

 こんなことを書くと不謹慎だと読んでいる人は思うだろうか。だが、英会話のイギリス人講師が言うとおり日本は年間3万人が自殺している。交通事故の死傷者も数年前から1万人を割ったがそれでも年に数千人のオーダーで死んでいる。それが日本の日常で、そのことに対してなんにも言わないし問題意識ももたないような人が、「たかが1500人だか2000人」程度の人が死んだか行方不明になった程度のことで急に道徳的なことを言い出すほうこそ偽善・嘘っぱちじゃないかと、俺はむしろツイッターを見ていて不快感にも近しい違和感を感じてしまって仕方がなかった。
 原子力発電所にしても、「地震大国の日本で原発つくりまくって大丈夫か?」ということは10年以上前の、俺が高校生の時にはすでに言われていたことだが、オフィシャルは「震度7の地震でも原発は大丈夫」だと言っていたじゃあないか。「スペースシャトルは世界一安全な乗りもの」というのと同程度にそれが嘘っぱちであったことは今回で露呈した。「あ、原発ってたかが震度6強の地震でぶっ壊れて重大事故になるんだ」というのがよく分かった。
 けど、そんなことは原子力発電所を作った段階で予測可能なことだっただろう。最終的に今回の福島原発の事故がどこまで行くのかは現時点ではわからない、現状でもまだ終っていないというところが末期的だと思うが、チェルノブイリ事故・スリーマイル島事故についで世界ランキングワースト3には入りそうな勢いである(嫌なランキングだなぁ)。けど、原子力発電所を作って使ってきた以上、それは許容しなければならない事柄だと俺は思う。個人的に俺の父が福島県相馬市というこの核プラントに比較的近いところに住んでいるので父が被爆することも個人的にはもう覚悟している。それによって父が将来的にがんや白血病のリスクが高まることも、許容しなければならない。
 核プラントに頼った電力政策を取っている以上、事故が起きることも想定して動かなければならないのだ。

 それにしても、一番上に載せた写真の中国新聞号外は俺にとって衝撃的だった。寮に戻ってウェブのニュースを見たらこの号外にある爆発はクリティカルなものではない、という事だが、それにしても「原発で爆発」「放射性物質拡散か」という見出しの新聞号外が冗談でも何でもなく現実に配られているんだぜ。
 俺の中でこんなニュースが流れるようになったときは「ワールドエンド(世界の終り)」じゃないかと思っていただけに、俺はこの新聞を見て「あ、世界って終わるんだ、というか、世界が終わるかもしれないようなことが現実に起きるんだ」というそのことが俺にとって衝撃だったのだ。

 俺は去年の4/1に広島県呉駅前の民間企業で働き始めた。働き始めてから「大して面白いこともなくこんな広島の田舎で地味に何十年もだらだらすごすのかなー」とか思っていたが、今回の地震ではある日突然、何の前触れもなくあっさりと人が死んだ。そして核プラントが重大事故を起こして日本が壊滅するんじゃないかという予感すら俺に抱かせた(スリーマイルくらいの事故ならば後日放射線障害の患者が激増するくらいで済むが、チェルノブイリくらいの事故だったら日本の国土がほとんど使い物にならなくなるんじゃないか)。

 俺の中でもどう捉えたらいいのか自分自身把握出来ていないが、世界の見方が変わる一撃を俺に与える出来事だった。今になって1995年の阪神大震災とオウム真理教事件の影響を理解した。1995年の時は俺は15歳でよく分かっていなかったのだ。今は31歳になって少しは物事が分かるようになった。なんというか、「あ、世界っていつ終わってもおかしくないものなんだな」というのがポンと実感できたのだ。今までは多分80歳くらいまでだらだらつまらなく生きるのが当たり前だと漠然と思っていた。だが、俺がいつ死んでもおかしくないし、俺が死ぬとかじゃなくて「世界が終わる」ことも起きるかもしれないという、そのことに俺は衝撃をうけている。

 とりあえず、個人的には福島の父がこの原発事故の影響を受けないか、それが心配である。今朝電話で元気だと聞いたときはもう大丈夫だと思ったが、福島原発がここまでクリティカルに事故ると「なんで俺の父はよりにもよって福島なんぞにいるんだ」と今更思う。

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福島県相馬市の父から連絡あり

 無事とのこと。割と元気そうなので良かった。
 相馬の父の家は水道は止まっているが電気とガスは出ているので待機できるとのこと。とりあえず鉄道は止まっているし道路は渋滞だしどこにも出れそうにないということは言っていた。
 無事で何よりである。

 起きてウェブのニュースを見るが、相当でかい地震だったのだなと改めて実感する。

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