平田オリザ「わかりあえないことから」講談社現代新書、を読んだ
↑「コミュニケーション」をテーマにした新書で元は雑誌に連載したコラムをまとめたものらしい。それなので各章が読み切りになっていて文章も読みやすい。それでいてコミュニケーションについて非常に考えさられるトピックが満載で、実に読み応えがあって面白い一冊だった。
いちいち引用するのも大変なのでやらないが、タイトルの通り「わかりあうこと」を前提にするのではなく、他人とは「分かり合えない」ということを前提において他人と付き合うということをしようというような考え方には俺は大いに共感した。
著者は劇作家なので演劇についても結構言及されていて、読んでいると演劇の保つ力というのもなかなかすごいのかなということも思った。
フタバ図書の新書コーナーでおいてあるのを見かけて呉の図書館に蔵書があったので借りてみたがあたりの一冊であった。
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- 2013/03/09
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