コミケ72にて、同人誌を87部配布いたしました
本日コミケの三日目にサークル参加しまして、制作しました同人誌を87部配布いたしました。もっていっていただきました皆様と、本に記事を書いていただいたり会場で激励をしていただいた皆様にお礼申し上げます。
今回はとりあえず150部準備していって100部くらい出れば良いだろうと思っていたので、予想よりはちょっと発行部数が低かったですが、87部も出れば個人的には十分だと思います。たとえ数人であったとしても、読んで何かを思ってくれる読者様がいらっしゃれば、非常にうれしいと思います。
昨日と今日で、いろいろな人にお会いすることが出来た。北海道で普段うろうろしていると、当然ながら皆様とは会えないだけに、コミケを口実にいろいろな人にお会いすることが出来たということが、とてもうれしいことだと思いました。
この文章書いている現在(20日午前4時)のテンションが微妙です。とりあえず、興奮して眠れなので疲れているけど起きています。ただ、ハイテンションというよりはローテンション。なにか物事を考えたい気分。
今日はコミケが終わってから4時間弱くらいブロガーの皆様で集まって話をしていた。コミケになんの意味を求めるのかということを考え込んでしまった。ブログに何かのメリットを期待して運営しているのか? という話をしていて、そういや俺はコミケに何を求めているのかということを考えていた。
今日の話にも言ったけど、私は去年の冬コミでコミケは辞めるつもりでいた。もうちょっとだけやってみるかと思って一年続けたけど、今現在でもほんのちょっとしたきっかけでコミケに参加しなくなる・できなくなるだろうということを自分で覚悟している。今はそれが怖い。
昨日も今日も、初めて会うとか、あるいは数ヶ月ぶりにあうとか、そんな方々ばっかりだったけど毎日あっているかのようにすんなりと話し始めて、そうして「それじゃーねー」と、また明日に会うんじゃないのかというようなごくごく普通の調子でお別れしてきた。
どう考えても、そう簡単にはあえないのである。会えるとしたら、次回の冬コミを口実にあうのだから4ヵ月後の12月末にあうのが最短コースである。そして私は怖がっているが、ひょっとすると、今日を最後にもう死ぬまで一度も会えないかもしれない、その可能性だって十分にあるような方々だったのだ。
前の冬コミでお別れするときも、ひょっとするともう二度と会えないかもしれないという漠然とした恐怖を感じながらお別れした。それだったから今回の夏に本当に数ヶ月ぶりに再会して「どうも、お久しぶりです」と皆様に挨拶をしたとき、「ああ、またもう一度会うことが出来た」ということに、私はとても感慨深いものを感じた。私はリアルではろくに話が出来ないので、ろくに話はしなかったが、「会えた」というその事実のみを持って私は非常に嬉しかった。
同人誌を買うのも、作ってサークル参加するのも最近では正直だんだんとどうでも良くなってきた。まあ30冊とか40冊は同人誌を買ってきたような気がするから買うのは嫌いじゃないが、そのためだけにビックサイトに出かける気力は今はもうない。
「コミケがあるから会いませんか?」よく考えるとコミケと会う理由はなにも関係がないが、そういってメールを一本出すと、会いましょうという返信をくれる人が、アニメ好きには多い。普通の方法では絶対にあえないような人とも、コミケを口実にすれば会えるんじゃあないかということを思っていることが、おそらく今の私がコミケに最も期待していることだろうなと自分で思う。
今回お会いした皆様と、またもう一度再会すること。それが私の至上命題であり、コミケに対して期待していることなのだろうかと、そんなことを思う。ひょっとするともう会えないんじゃないかとふと思うと、どうにも寂しい。
私が先日CAMUIロケットの打ち上げを見て偉い面白がった話について、まぬけづらさんから「ロケットなんて見ないほうが良かったんじゃないですか。ロケットなんかに感動してますます勉強に熱中したらオタクからますます離れますよ」という意味のことを言われてえらく目からウロコだった。
私はアニメとか漫画のやりすぎで勉強が出来なくなったらまずいなと思っていたし、学校の人から勉強以外のことのやりすぎで勉強が遅れていることをいつ怒られるかとびびっていた。
学校の人から怒られる前に、「勉強なんかしたらアニメを見る時間がなくなるじゃないか! 勉強をこれ以上やってはいけません」という論理展開で怒られたのでびっくりした。その考え方があるのかと。
「アニメを見たら勉強ができなくなるからアニメは見るな」という意見と、
「勉強をしたらアニメを見る時間がなくなるから勉強はするな」という意見は、
よく考えると、同じ位置にあるんじゃないのかと、言われて初めて思うようになった。アニメを見るために勉強をやめろというアドバイスをもらったのは記憶にある限り生まれて初めてだが、だが、ひょっとすると的を得ている指摘じゃないかと、私は考えている。私はアニメと漫画を見るために、これ以上勉強に熱中してはいけないのかもしれない。
昨日と今日に、ウェブ上での知り合いのブロガーの皆様と話をしたり話しているのを横で聞いていて、「こいつらはすげぇなぁ」とつくづく思ってた。「アニメが大好きなブロガー」に社会的なステータスは現在は欠片もないが、すごいのは間違いがない。このすごさが何も価値がないはずがない。この価値を分かっている私は、このオタクの価値を大事にするべきじゃないのかと、つくづく思った。
おそらくは私程度に科学が好きな人間で、私程度にアニメ・漫画・ゲームなどのサブカルチャーの価値やすごさを分かっている人間は恐ろしく少ないだろうと、自分で思う。
「ここにいる人たちは何かがすごい人たちばかりだ。何かうまい方法でなんかすれば、俺たちはすごいことが出来るんじゃないだろうか」と、ブロガーでコミケ後に話していて私は言った。本気でそう思っている。私がくだらない同人誌を作ってほそぼそとコミケで配っているだけで終わらせるには、この面子はあまりにも潜在能力が高いのだ。
一体全体これからどう動くべきかを悩む。北海道の航空宇宙工学の動きを見て勉強がとても面白そうだし、そしてサブカルチャーの潜在能力と可能性も恐ろしく面白そうである。私はここにきて、この世界の面白さがようやっとわかるようになってきたんじゃないかという風なことを勝手に思っている。なにか面白いことをしてみたい。どう動けば、一番面白いと思えるのだろうかと、そんなことを考えている。
東京に来てから一週間がたった。この7日で5回のオフ会をした。東京にくるスケジュールを立てて、こっちであえそうな人にとにかく出来るだけ「あってくれませんか」という話をもちかけたり、あるいは言われたりしてとにかく人にあって話をしたり話を聞いてきた。話自体はたいしたことは何もしていないが、強烈な刺激にはなった。この精神的な刺激だけで、「人と話す」ということには価値があるのだろうと思った。逆に言えば、私は精神的に刺激を受けないような話しかしないならば他人と話をしたくない。それなら一人で呆けていたいと思っている(こんな風にPCを開いて)。まあ、ひとりでぼけっと呆けることは勉強をする上でとても重要なことなのだと思っているが。勉強は空想することから始まる。
とにかく、次回の冬コミに申し込まないといけない。北海道に戻ったら、また頑張って動き回ってみたい。引きこもっても良いけど。
それにしても、本当にすごいイベントである。こんなイベントが存在しているということが考えると本当にすごい。
5時半。寝ます。また明日。
- 2007/08/20
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コメント一覧
こんばんは。昨日お会いしただいちゃんと申します。
昨日は案内等いろいろしていただきありがとうございました。
ひっそりとアニメ感想ブログを展開している者にも関わらず
手厚い歓迎をしていただき、感謝の気持ちでいっぱいです。
中谷さんをはじめ、多くのブロガーの方とお会いできたことは
いい経験、いい刺激になりました。
また冬コミに参加される時には顔を出したいと思います。
その時はまたよろしくお願いいたします。
重ねて、昨日のお礼申し上げます。
だいちゃんさん
どうも、コミケでは大変お世話になりました。わざわざお越しいただきまして、こちらこそありがとうございました。コミケはブロガーの皆様とお会いできたりするのでとても貴重なイベントだと思います。
冬にまたやることになりましたらどうぞよろしくお願いします。