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F1ドライバーの雨のレースのごとく、心で見る(落下塔コスモトーレ実験6日目)

 北海道赤平・植松電機の落下塔コスモトーレで実験すること6日目。今日は北海道知事が視察にくるというので、なんか妙にお祭り騒ぎな雰囲気であった。
 私としても、うかつに北海道知事なんぞに出くわして迂闊な事をしでかすと大分面倒くさいことになるので、今日は時間を遅らせて北海道知事がお帰りになられたあとを狙って午後に赤平に出かけた。

 そんなわけで実験でもしようかと思ったが、午後にも客人が多数見えていて、落下塔コスモトーレもデモンストレーションをするそうでそれが終わるまで実験できん。最初は、本日から投入予定の重力センサーのセッティングでもするかと思っていたが、思ったより早くセッティングが済んだので、デモ用にチューンされた小型のCAMUIロケットエンジンの燃焼試験を冷やかしたりしてふらふらしていた。
 CAMUIエンジンの音は何度聴いても良いものである。これは実に中毒性があるものだ。今回はデモンストレーション用ということで出力を絞った燃焼だったが、なるほどちと音が小さい。最近では冷やかしている俺でも音で様子が少し分かるようになってきた。もはやCAMUIの冷やかしのエキスパートである。
 今日は植松電機の本業である電磁石のデモも初めて見れたので大分面白かった。

 なんだかんだで16時過ぎに落下実験をすることになる。思ったよりも遅くなったがまあ面白いものが見れたので満足だ。
 とりあえず一回落とすが本日も好調で高速度カメラもちゃんと動くし、本日から投入した重力センサーもちゃんと動いてデータが取れた。これもやる前は一発でデータが取れる保証はなく、まあ壊さなければ良いだろうと思っていたので、ちゃんとデータが取れて本当に良かったと思う。なかなかどうしてよい具合である。

 16時を回っていたが、せっかくきて1回で帰るのもなんだと思ったので、時間は遅いが2回目をすることにした。
 それでセッティングをして落下カプセルを落下塔のてっぺんまで上げたのだが、あげて気付いたが日が沈むと暗くって上が全く見えない。今回の私の実験は、カプセルの切り離しを目視で確認して無線のスイッチを手動で押して実験装置が作動するようにしくんである(というよりそう仕組まざるをえなかった)。それなので、見えないと困るのだ。

 そういえば、F1とか、それに準じるレースでは、雨のときは前を走る車が水しぶきをばーっとあげるので前が全く見えないそうだ。ドライバーは前が見えないので横の風景を見て走るんだと、なんか聴いたことがある。いってみれば、上のカプセルが全く見えない状態で切り離しを感じ取ってトリガーを引く私も、雨のレースを走るドライバーのようなものだろうと思った。
 今までの経験から、この落下塔コスモトーレはカプセルの切り離しのときに「カシャン」という感じの音がする。今回はその音でトリガーを引くことにした。

 果たして、うすうす想像はしていたがやはりトリガーを引くのが遅れて着火現象が見えんかった。まあ、そういうこともある。トリガーが引けなくても重力データは取りっぱなしだから良いだろうと思っていたが、データロガーのバッテリーが上がってこっちもデータが取れず。
 そんなこんなで2回目の落下実験はちと上手くいかんかったのである。まあ、装置は動いているし、よい経験になった。

 今日も急ぐ用事がないので高速バスでゆっくりと帰る。バスの中で夏目漱石の「三四郎」を読む。最近読んでいるが、実に面白い小説だ。高校の時に一度読んだはずなのだが、どうやら高校のときは内容をさっぱりと理解していなかったと改めて読むと分かった。「三四郎」は熊本の旧制高校を卒業した主人公の三四郎が旧制東京帝国大学の文学部に入学して、という話である。大学に入ってから読んだほうがリアリティが持てる小説だ。
 新潮文庫の「文豪ナビ 太宰治」もちょっと読む。このシリーズは本当に面白い。

 いよいよ明日と明後日の二日を残すのみとなってきた。今までは実によく出来ているので、この調子で最後まで突っ走りたい気分。

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Author:Yutaka ICHIMURA
 趣味はアニメ・漫画・ライトノベルなどポップカルチャー全般とモータースポーツ観戦、物理学・機械工学の勉強。
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