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他人の考えが自分と違うということに気づいたのは最近である

 1794年に科学者のドルトンがクリスマスに靴下を兄と一緒に母親にプレゼントすることになって、その時にドルトンと兄は緑と赤の区別がつかなかったので真っ赤な靴下を緑だと思って贈って、家族と「似合う、似合わない」で激論になって、それで「どうやら色の見え方が違っているんじゃないか?」ということで初めて色盲の存在が分かったというエピソードを高校の時に社会科の教員から聞いた。
 確かに色の見え方が他人と違っているかもしれないということは、なかなか分かるものではない。
 俺にとって見れば、「他人の考え方が自分と違う」ということに気がついたのも、いつだか覚えていないが20歳を過ぎてからだったと思う。というか、20代も後半じゃないか。
 俺はよく「他人の立場に立って考えろ」と言われてきたが、そもそも「他人の考え方は自分と同じ」だと信じているとそれはできないものである。まあ、そもそもそういう人だって俺の立場に立ってものを考えてはくれなかったわけでお相子だとは思うが。

 覚えているエピソードとしては高校の時に物事をやたらに断定的に言う同級生がいて、俺は物事をなかなか断定して言わない性格で、断定するときはよほど自信があるかあるいは強く主張したいときに限っていたから、彼が断定的に語ると「よほど自信があるか強く主張したい」のかと思って彼の意見を通していた事があったのだが、今から考えると彼は単に断定的に物事を語る性格・口調の人で、俺のように「自信があるか強く主張したいときに限って断定する」わけではなかったのだなと今にして思う。

 いつだかわからないが、さすがに30歳になるまでには「どうやら他人は俺とは違ったものの見方や考え方をしているようだ」ということにうすうす気付くようになった。ただ、気づいて思ったが人によって考え方がまるで違うというか、みんなばらばらの考え方で動いているので、相手ごとに「この人はどういうふうに考える人なのかなー」ということを気をつけないといけないので、そして気をつけようがなんだろうが、「違う」ことは分かるが、どう違うかはわからないことが多いので、わからないなりにうまく収めるように最近は動くようにしている。
 そして、それがわかってみると、かつての俺のように「他人は自分とは考え方が違う」ということをよく分かっていない人をチラホラと見かける。それも気づいてみるとなかなか面白いものである。

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Yutaka ICHIMURA

Author:Yutaka ICHIMURA
 西日本にある民間企業でアマチュア・エンジニアとしてアルバイト中。職業は「勉強屋(二級)」。趣味はアニメ・漫画・ライトノベルなどポップカルチャー全般とモータースポーツ観戦、物理学・機械工学の勉強。
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 中谷有吾(なかやあるご)の中の人。アニメブロガー西日本組。
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