そういえば「三四郎」連載が最終回だった
朝日新聞復刻連載の「三四郎」が連載最終回を迎えた。
三四郎が美禰子に金を返すシーンが良かった。
今まで美禰子は金を受け取らなかったんだよ。それは三四郎との関係を維持したかったからで、金を返してもらったらもう二人の間には関係はないんだよ。だからあの金を返すシーンは二人の「別れ」を表現している重要なシーンだと思って、なんか読んでいてすごくぐっときた。
美禰子「もうよろしいんですか?」
三四郎「はい、大丈夫です。返そうと思って準備してきた金です」
というようなやりとりが非常に痛々しく、そしてもの悲しいものがあって、このやりとりが作品中二人の最後の会話なんだよ。
読み終わって、本当に素敵な作品だったと思った。
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- 2015/03/24
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