チベット問題のことを俺は全然まったく知らない、ということが分かった
なんとなく図書館に出かけて「ダライ・ラマ自伝」を借りてきて読んでみた。…割と衝撃的な本だった。この本に書かれていることが「どこまで本当か?」という問題があるが、事実であるとしたらめちゃめちゃなことではないかということはよく分かった。
少し前にチベット問題が騒がれていたが、正直ピンと来なかった。今回この本を読んで、チベット問題は、実は大変なことなんじゃないかと、思いを強くした。
高校のときの社会科の教員が言っていたと思うが「無知は罪である」というセリフを思い出す。
世界は現時点でもデタラメで、完成されていないのではないかという気分を強くする。
それと同時に、このオッサンすげーなーということもつくづく思った。ダライ・ラマって何者なのだろうか。そのことも強い印象を持った。
「物質的に豊かになればハッピーってわけじゃない」という意味のことも出てきたが、よく考えてみればそうかもしれんと思った。「物質的な繁栄と心が豊かになることは両方が大事だ」という意味のことが出てきたが、そうだなーとも思った。科学技術を大分勉強しているが、勉強していて、「科学技術だけで世界がハッピーになるはずがない、科学技術には限界があるんじゃないか」ということもうすうすに思う。
読み始めたときは「何で俺は仏教の本なんぞを読んでいるのだろう」と自分に突っ込みを入れながら読んでいたが、だが、この本は読む価値があったと思う。
衝撃的な本だった。
こういう本を読むと、読書と、そして新聞を読むことを続けないといけないとつくづく思う。科学技術の勉強ばかりしていたら、俺は確実にバカになる。
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- 2008/06/18
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