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北海道大学工学研究科の理工系学生による日記とコラム。「ブログ」の可能性にひかれるものがあるのでブログの価値を高めるような、そんなブログを目指して運営します。
  [ 物質的な価値ではなく、精神的な充足感が大事だと思うようになってきた ]
2008-12-22(Mon) 17:46:21
 科学技術の勉強を長いことやっているが、科学技術というのは世界を物質と情報だと考えて扱うことだと思うようになってきた。
 それなので、人間の精神的なもの、「心」がどうであるとか、あるいは「幸せ」とはなにかとか、宗教的・道徳的・哲学的な事柄については綺麗さっぱり、なんにも扱っていないのだなと思うようになった。
 そして最近になって私は、この科学技術が扱っていない人間の心や、より良く生きるということはどういうことなのだろうかということについて、強く関心を持つようになってきている。…本当に文学の勉強をやりたいものだ。

 究極的には、物質的な豊かさがどうのという問題ではなく、精神的に充足感を得ることが、人間が生きていくうえで重要なことなのだろうなと、そういうことを思っている。今の私が物質的に大分恵まれていても、不思議なことにあまり幸福感を覚えない。そういうことを漠然と思うにつれて、やはり俺は文学というものがこういう問題についてどういう風なアプローチをかけているのだろうということが、とても気になる。
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理学者と工学者の違いを帰り道に考えていたHOME研究室の掃除をする・ノートPCの復旧に挑戦する

COMMENT

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 実は科学技術では「よりよく生きる」ことがあまり真剣に論じられていないのは、確かにその通りで、実際のところ、科学技術の社会的なゴールな何であるかさえもしっかり論じられないことが多いように思う。論じていると主張する人もいるが、概ねそうした議論は底が浅い上に中身がない。本当に「よりよく生きる」ための科学を考えていれば、自然と心に響く議論が交わされるものだ。残念ながら、そんな議論は本当に少なく、多くはとても表面的なものだ。私個人は「よりよく生きる」ための工学を常に意識していたいと思っている。
b y coz | 2008.12.23(13:09) | URL | [EDIT] |
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コメントありがとうございます。

> 実は科学技術では「よりよく生きる」ことがあまり真剣に論じられていないのは、確かにその通りで、

 その通りですね。私自身が科学技術に近いところで勉強をしていますが、そもそも科学技術に興味がある人は「よりよく生きる」ということがらについて興味関心を持ち合わせていないように思います。むしろ、こういう問題について本気で考え出したら考えている私がおかしいのではないかとすら思われかねない気分です。

> 実際のところ、科学技術の社会的なゴールな何であるかさえもしっかり論じられないことが多いように思う。

cozさんの講義を聴講していると、企業では「社会的なゴールを最初に考えて動け」ということを強く主張していますが、科学技術の研究活動になると「社会的なゴール」なんてほとんどかんがえていないと思います。それが後からついてくる、というケースもあるのでしょうが、やっている研究者があまりにも無自覚であることは、私は問題だと思えてしまってならないです。

> 私個人は「よりよく生きる」ための工学を常に意識していたいと思っている。

 私はこれまでは「よりよく生きる」というようなことは考えていなかったのですが、最近になって科学技術を超えて「どう生きるのか?」ということもしっかり考えないといけないのではないかと思うようになってきたので、今からでも考えたいと思っているところです。
b y 中谷@無重力 | 2008.12.24(18:57) | URL | [EDIT] |

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