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広島の原爆ドームと平和記念資料館を見学してきた

 3/28土に広島に出かけた。前から一度原爆ドームは見ておこうと思ったのだ。機会があれば長崎の浦上天主堂も見てみたいものだが。
 広島駅から路面電車に乗って原爆ドーム前まで出かける。札幌にも路面電車があるが、札幌の路面電車が細々としたものに対して広島の路面電車は堂々とした風格がある。メインの交通機関として現役で働いている感じを受けてびっくりした。なんだかんだで学習院の裏を走っている都電荒川線には一度も乗ってないなと思いながら、妙に立派な広島の路面電車に乗る。
 20分くらい走って原爆ドーム前に行く。駅で観光マップをもらってきたが、広島球場とくっついて原爆ドームが鎮座している。「これがか」と思いながらしげしげと眺める。原爆ドームの近くが爆心地だと聞いていたのでふっと空を見上げる。その日は曇りであってどうという空でもなかったが、8/6の当日は快晴であったと聞く。「この空の下か」と思うと妙に感慨深いものがあった。

 一通り原爆ドームの周りをうろうろとして写真を数枚撮影してから平和記念公園をふらふらと散歩して歩く。今は静かな公園であるが、爆撃を受けた直後はほぼ完全な更地になっていたのだろう。なんとも不思議な気分であった。
 平和記念資料館を少しみてみようと思って、入り口で50円を払って中に入る。入って展示を見てみたが、相当びっくりした。広島に来るまではあまり深いことは考えずに「そういえば、広島に来たのだから原爆ドームをみてみようかしらん」というくらいの軽いノリでやってきたのだが、平和資料館の展示のあまりの衝撃度にぶったまげる。「そうか、そういえばここは住宅密集地に対して核爆弾を落としたのだな」と改めて思って、衝撃を受ける。展示を見ていると少し精神的にナーバスになってくるほどに衝撃的な展示であった。あれは見るだけの価値があったと思う。展示によると爆心地から半径2kmはほぼ壊滅状態だったという。さっきもらった広島の観光マップと比べてみると、「半径2kmが壊滅」ということがものすごいことだとつくづく思った。

 資料館を一通りみてから外に出る。帰る時間が近くなったのでまた駅に行こうと原爆ドームのそばをまた通る。すると市民ガイドの人が集まっていた観光客に向けてガイドをしている。少し気になったので私も話を聞かせてもらった。
 話によると、「この原爆ドームは「爆心地」ではない。グラウンド・ゼロは原爆ドームから150mほど離れたところにある。そこの真下は病院になっていて、当時の院長先生は出張していて無事だった。今は当時の院長の息子さんが院長をしていて病院自体はまだある。爆心地は少し狭いので観光場所にはなっていないがせっかくだからこれから行って見ましょう」という風なことを説明してくれた。「B29は広島にかかっているそこのT字型の橋をターゲットにして原爆を投下して、高度600mに達したときにもっとも効果的に破壊が出来るのでその高さで意図的に起爆させた。ターゲットはそこの橋だったが誤差の範囲内で150mほど離れた地点で炸裂した。」というようなことも教えてくれた。

 グラウンド・ゼロをみる前に原爆ドームの横にあるお地蔵さんとお墓を見る。「このお墓は60年間だれも来ない墓が多い。何故だか分かりますか? 一家全滅したケースが多いからです」という風な話も聞かせてくれた。
 本当ならば、せっかくの機会でもあり、そしてなかなか広島にくることもないので爆心地・グランドゼロの地点に行ってみたかったのだが、帰りの時間が押していたので本当に残念だったがここで広島駅に戻った。

 軽いノリで出かけてみたが、あまりも重いのでぶったまげた。もう少し考えてみようと思ったので、この後で出かけた岡山の古本屋で新潮文庫の「黒い雨」を100円で買ってきて帰りの飛行機で読み始めた。前に一度読んだことがある作品だが、ほとんど内容を忘れていて今読んでも読み応えが十分にある内容である。

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(1970/06)
井伏 鱒二

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 井伏鱒二の「黒い雨」をもう一度読んでおいたほうがよいと思ったので、岡山の古本屋で売っていた100円のものを入手して読んでいる。今読むと話がよく分かるので読み応えがある。

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